「簡易課税」という選択
前々年の売上高が1000万円を超え、
めでたく(?)、消費税の課税事業者になった場合、
その前々年の課税売上高が5000万円以下なら、
消費税の計算において、
「簡易課税制度」
というものを選択できます。
◆「簡易課税」の詳しい説明については、コチラ
⇒国税庁HP『簡易課税制度』
簡易課税を選択しないと、自動的に
消費税の計算方法は、原則的なものになります。
ちなみに原則的な方法は、
仕入や経費を、「課税取引」とそうでないものに、
しっかり分けないとできないので、
ある程度の知識を必要とされます。
まぁ、アフィリエイトを事業とする場合は、ほとんどの経費は「課税」と思いますけどね。^^;
その、仕入や経費が課税か否かを分ける作業が、
厄介だなぁ〜、面倒くさいなぁ〜って人は、
「簡易課税」を選択するのも、1つの手です。
「簡易課税」は、その名の通り、消費税を「簡単」に計算するやり方です。中小事業者の事務負担を減らすためにできたものです。
「簡易課税」の場合は、
その経費が「課税か否か」を気にすることなく、
売上高のみで消費税の額を計算できます。
ただ、「簡易課税」を選択した場合のデメリットもあって、
「原則課税」なら本来、還付を受けられたような場合も、
「簡易課税」の場合、還付を受けられないということです。
簡易課税は還付を受けられない!
なので、結果的に不利になるケースもあり得ますので、
「原則」か「簡易」か、どちらを選択すべきかは、
十分な計画、シミュレーションが必要になります。
また、いったん簡易課税を選択すると、
2年間は継続適用しないといけません。
簡易課税を選択すると、2年間は継続適用になる!
そういったことを加味して、
十分に検討して選択すべきです。
簡易課税を選択する場合には、その届け出期限にも十分に気をつけてくださいネ!
アフィリエイトの場合は、利益率が総じて高い(経費になるものがあまり多くない)ので、売上が1000万円超える頃には利益も結構大きくなってると思います。
消費税等のことを考えると、法人化や、税理士との顧問契約を考えた方が良いかもしれないですね。