「任意継続」ってナニ?
「任意継続」とは、
サラリーマンの方が退職した後も、
退職前と同じ健康保険制度に加入できるという制度です。
会社で2か月以上の被保険者期間があれば使える制度ですので、
会社に入ってすぐ辞めた人以外は、この制度を使えます。
で、、
退職後の自分の社会保険を、
この任意継続にするか、
それとも自分で「国民健康保険」に加入するか、
どちらかを選ばないといけないんですが、
まぁ、受けるサービスはほとんど同じ(実はちょっと違うけど)なので、基本、
保険料が安い方を選ぶことになると思います。
というわけで、どちらの保険料が安いかを調べる必要があります。
まず、勘違いしている人も多いのですが、
「任意継続」にしたら、引き続き、保険料の半分を会社が
負担してくれる…わけではないです。
会社はもう、保険料の半分を負担してはくれません!
まぁ、当たり前の話ですよね。。^^;
会社からすれば、
「辞めた人間の保険料を、なんで半分出してやらにゃイカンのだ!」
って話です。
なので、「任意継続」にしても、保険料は全額自分負担になります。
「じゃ、任意継続する意味って、なくね?」
と、会社が半分持ってくれると期待してた人は思うかもしれません。
が!
任意継続した場合と、国保に加入した場合とでは、
保険料の金額が全然違うんです。
なので、どちらの保険料が安いのかを調べる必要があるんです。
「面倒くさっ!」と思った人へ。
保険料負担はちょっとの違いが何年かの合計になると大きな違いになります。どちらを選ぶにしても受けるサービスは一緒なんですから、ここはしっかり安い方を選びましょう!
まず、任意継続した場合の保険料は、
政府管掌健康保険なら、単純に、これまで給与から
控除されていた「健康保険料」の2倍になります。
40才以上で介護保険料が控除されている方も、
同様に2倍になります。
これまで半分負担してくれた「会社」がなくなるので、
退職後は単純に2倍になるのです。
(ただし、上限額がありますので、一定額以上は頭打ちになります)
これに対して、国民健康保険の保険料は、
住んでいる地域によって計算方法が違います。
なので、住んでいる地域の役所に相談して聞いてみましょう。
で、その結果、どちらか保険料の安い方を選べばよいのですが、
注意点としては、
「任意継続」できる期間は2年間
ということです。
それ以降は国保に切り替わりますし、
また「任意継続」期間中の2年の間は
途中で国保に替えれません。
場合によっては、「任意継続」を選んで、1年目は保険料は安くて良かったけど、2年目は逆に高くなってしまった、、というケースもあります。まぁ、その場合は保険料の支払いを止めれば、自動的に「任意継続」の資格が切れて、「国保」になるんですけどね。
あと、「任意継続」の届出は、
資格喪失後20日以内にしないといけません。
退職後、迷ってる時間はあまりありませんので、
サッと調べてサッと有利な方を選びましょう!