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友人との起業を考える

友人とお酒を飲んで、

 

お互いの会社の愚痴を言い合い、

 

その場の勢いで、

 

「一緒に会社でも起こそうか!」

 

っていう、ノリは結構あると思います。

 

 

 

が、こんなノリで会社を興して、

 

成功すると思いますか?

 

 

まず成功しません!(きっぱり)

 

 

 

ちなみに、私は職業柄、

 

これまでたくさんの会社を見てきました。

 

 

その中で、友人同士で会社を興したところも

 

何社か知っています。

 

 

で、それらの会社がどうなったかと言いますと、

 

私の知ってる限りでは、

 

100%失敗しています。

 

ええ。100%です。

 

 

最後は間違いなく、

 

ドロドロのケンカで終わっています。

 

 

何十年来の友人関係も見事に吹っ飛んで、

 

お互いに恨みだけ残して、消滅です。

 

 

こんな話を聞くと、

 

 

「いや、私の知ってる会社は友人同士で

 

 うまく行ってるよ。」

 

という人もいるかもしれませんネ。

 

 

もちろん、上手く行ってる会社も

 

あるとは思います。

 

 

でも、それは、

 

たまたま「今のところ」上手く行ってるだけで、

 

この先はわかりません。

 

 

まぁ、友人同士でなくとも、

 

どの会社だって将来のことは

 

わかりませんけど、私の経験上、

 

友人同士の会社が上手く行かない可能性は、

 

そうでない会社よりも、

 

極めて高い

 

と思います。

 

 

 

ちなみに、かく言う私も学生時代は、

 

「いつかは、仲の良い連中と一緒に

 

 会社をやりたい!!」

 

なんて思ってた時期もありました。

 

 

今じゃ、考えられないですけどね。^^;

 

 

では、、

 

なぜ、友人と一緒に起業すると成功しないのか?

 

 

原因は、いろいろと考えられます。

 

 

まず、互いの意識というか、

 

「覚悟」

 

が定まってないことが、原因の1つとして考えられます。

 

 

 

一緒に起業する、という時点で、

 

お互いがお互いを「頼りきってしまっている」

 

ことが、往々にしてあるんです。

 

 

つまり、そこに、

 

「甘え」

 

が生じてしまっているということですね。

 

 

一人だと不安。

 

でも、二人だったら、なんとなく安心。

 

↑↑

 

こんなメンタリティで、

 

会社経営が上手く行くはずないんです。

 

社長ごっこでは、ないんです。

 

上手くいかないことは、容易に想像できますよね。

 

 

 

さらに、この「社長ごっこ」もどきの

 

お友達起業で問題なのは、

 

「責任の所在」

 

が、あやふやなことです。

 

 

 

どちらかが社長で、もう一方が部下という、

 

明確な上下関係を作ればよいですが、

 

仲の良い友人同士では、

 

なかなかそれができなかったりします。

 

 

 

で、2人とも社長にしたり、

 

あげくに、出資金を2人で半分ずつ

 

出し合ってたりすると、目も当てられません。

 

どんどん、責任の所在が、あいまい
 
になっていくんです。

 

 

 

それでもまだ、会社がうまく回ってる時は

 

問題はないかもしれません。

 

 

問題が表面化するのは、

 

会社がうまく回らなくなったときです。

 

 

会社の業績が順調でうまく回ってる時は、

 

問題は表面化しないことが多いです。

 

きっと楽しいはずです。

 

 

問題は、会社が傾き始めた時。

 

 

どんな会社もそうだと思いますが、

 

業績が傾きだした途端、

 

社長と社員の間の関係がギクシャクしてくること、

 

多いですよね。

 

 

ピリピリする社長。

 

首を切られるんじゃないかと、ビクビクする社員。

 

 

友人起業でも、

 

これと同じことが起きることが多いです。

 

 

いや、なまじ友人なだけに、

 

タチが悪かったりもします。

 

 

  「俺はこんなに頑張ってるのに、

 

  あいつは全然頑張ってないじゃないか。」

 

 

  「なんで、あいつと俺が同じ給料なんだ。」

 

等々…。

 

 

業績がいい頃は噴出しなかった問題が

 

一気に噴き出てきたりします。

 

 

例えば、

 

友人同士が2人とも営業担当の場合、

 

「営業成績」

 

という数字として、その差が明確に現れます。

 

 

また、一方が営業担当で、

 

一方が内勤や開発担当だったりすると、

 

業績が悪いのは相方のせい

 

だと思ったりしちゃうわけです。

 

 

 

よく会社で、

 

「外回り(営業)」と「内勤(経理・総務)」

 

の仲が悪いことってないですか?

 

 

私はたくさんの会社を見ていますが、

 

これ、非常に多いんです。

 

 

特に業績が悪い会社によく起こる現象です。

 

 

「お金の切れ目が、縁の切れ目」

 

とは、よく言ったもので、本当にお金に窮しだすと、

 

それまでの良好な関係が一気に崩れることって、あるんです。

 

(あ、「家庭」も一緒かもしれないです。。^^;)

 

 

 

じゃ、どうすれば良いのか。

 

 

  業績が悪くならなければ、イイじゃん!

 

 

 

…それができれば、苦労しません(汗)。

 

 

 

じゃ、どうすれば良いのか。

 

 

そのひとつの答え(解決案)は、

 

前にも言いましたが、

 

上下関係をつけること。

 

 

 

つまり代表者(責任者)を一人にすることです。

 

 

 

もちろん、出資関係も半分ずつではなく、

 

一方(責任者)が3分の2以上、

 

保有するということです。

 

 

 

ただ、現実問題、

 

仲の良かった2人に、いきなり上下関係を

 

持たせるのは難しいと思います。

 

 

なので、私、個人的な意見としては、

 

「仲の良い友人とは一緒に起業しないこと!」

 

↑↑
これがたくさんの起業を見てきた私の考えです。

 

 

まれに、得意分野の違う二人が協力し合って、

 

スゴイ成功を収めることもあるかもしれません。

 

 

1+1が、2ではなく、

 

5とか、10とかになっちゃうっていう、アレです。

 

(テコだか、レバレッジだか)

 

 

でも、それって、同じ会社でやらなくても、

 

それぞれが会社を作って、

 

「提携」

 

してやれば、イイと思うんです。

 

個人的な意見ですけどね。

 

 

必要に応じて、くっついたり離れたり、

 

そういう関係の方がいいと思うんです。

 

 

同じ会社で、くっつきすぎて、

 

お互いの財布の中まで覗きあう関係に

 

なっちゃうから、

 

いろんなストレスが生まれちゃうと思うんです。

 

 

んで、結論!

 

 

友人関係をいつまでも続けたいと思うなら、

 

その人とは一緒に会社をすべきじゃない!

 

 

やるなら、覚悟を持ってやるべし!

 

 

友達って、貴重な存在なんですよ。

 

失っちゃ、いけないんです。

 

 

年齢を重ねるごとに、

 

その想いが強くなってきましたので、

 

ちょっと長くなりましたが、書いてみました。

 


 
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